筋ジスと

筋ジスのこと、たまには筋ジスと関係ないことも。思うままにつらつらと。

心身障害者福祉手当について

今日は割と元気な筋ジストロフィー患者が受けられる手当金の制度についてのお話です。医療費の補助とかでなく実際に現金で受け取れる制度について。

 

障害者に対するお金の補助は色々あって代表的なのは障害年金(障害年金|日本年金機構)でしょうか。(これ私は訳あって受け取れませんでした。また後日記事にしたいと思います。)

 

他にも国の制度である特別障害者手当(特別障害者手当について|厚生労働省)とか東京都の制度である東京都重度心身障害者手当(東京都重度心身障害者手当 東京都福祉保健局)などがありますが、どちらもかなり障害の重い方のための制度で、私のように比較的軽い障害の場合は対象になりません。

 

しかし、自力歩行ができてしまう程度には軽い私の障害でも受給できるものがあります。それが区の制度である心身障害者福祉手当(心身障害者福祉手当(区制度) | 板橋区)です。リンク先は現在私が住んでいる板橋区のHPですが、練馬区に住んでいるときも同様の制度がありました。恐らく東京23区であればこの制度があるのだと思います。(ちなみに私のふるさと浜松市にはありません。その代わりと言ってはなんですが、タクシー券とかもらえました。)

 

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私の場合、対象になる方の[3]の進行性筋萎縮症の方に当てはまりますし、筋ジストロフィーは区指定の難病にも含まれているので[5]にも当てはまります。(以前は含まれていなかったような・・・気のせいかな?)対象にならない方の[5]にあるように所得制限があるのですが、今のところ引っかかったことがありません。(ありがたいような、悲しいような複雑な気持ちです。自力でがっつり稼げるようになったらいいのですが。)

 

この制度、自ら申請をしないと1円ももらえないのですが、障害者手帳の申請をする窓口と同じところなのに手帳申請時には特に案内をしてもらえません。なので、HP等で自分で気づいて申請することが大切です。申請日からお金は支給されますが、遡っての支給はされません。

 

私は1月あたり15,500円支給されていますが、今のところ手を付けていません。こつこつ貯金。「それで生きていけるならそのお金いらないだろーー返還しろーー」という声が聞こえてきそうですが、ごもっともです。でも、もし将来、治療法が見つかってそれが高額だったら、もし将来、病気が進行して何か器具の購入が必要になったら、ヘルパーさんを雇うことになったら、そんな時のために備えています。いつ働けなくなるかも分からないですし。

 

そんなこんなで、とてもありがたい制度があって、利用させていただいていて、とても感謝しています、というお話でした。とりあえず、障害による収入減や失業で困っている方は、「自分の住んでいる自治体名+障害者+手当」とかで検索してみるといいと思います。浜松市のようにお金は出ないけど、交通費の補助があるという場合もありますし。国も含めて自治体の財政が厳しい中、このような制度が維持されていくのは大変だと思いますが、社会保障についてはなるべく地方によって格差が出ないようになるといいなぁと思っています。弱者切り捨てではなくなるべくハッピーな方向で。