筋ジスと

筋ジスのこと、たまには筋ジスと関係ないことも。思うままにつらつらと。

ヘルプマーク

今日は首都圏では割と認知度が上がってきているらしいヘルプマーク、私も最近(といっても数か月前だけど)つけましたよ、というお話です。

 

ヘルプマークとは?、については下記リンク参照

www.fukushihoken.metro.tokyo.jp

 

東京都では実際にマークを付けている方もよく見かけるし、ポスターも駅や公共施設でよく見かけるので認知されている気がするヘルプマーク。見た目では分かりにくいけど援助や配慮が必要な人が身につけるマークです。特に基準はないので誰でも希望すれば持つことができます。

 

私は地下鉄の駅の事務室でもらったのですが、申請書等の記入も不要、障害者手帳の提示も不要です。口頭における障害等の説明も不要で「すみませーん、ヘルプマークがほしいのですがー」と言ったら駅員さんが「はいどうぞー」と渡してくれました。とってもあっさり。時間がない人も、なかなか勇気が出なかった人もこれなら安心。私はあまり気にしてないけど、自分の病気を根掘り葉掘り聞かれるのがストレスという方もいらっしゃいますもんね。また本人が駅事務室まで行くことが難しい場合は、家族や友人が代わりにもらうこともできます。

 

今までは私は自力で歩けるし、突然倒れたりもしないし、「特に援助してもらわなければいけないことはないしな~」と思ってヘルプマークを付けていませんでした。普段使っている電車も基本的には座れるので席を譲ってほしいということもありません。

 

それではなぜヘルプマークを付けることにしたのかというと、電車やバスで座っているときの罪悪感をなくすためです。私は筋力が弱く、揺れる車内で踏ん張って立っているというのが結構大変なので(できなくはないんだけど大変)、できれば座って移動したいと思っています。そのために座れる駅の近くに引っ越したほどなのですが、座っているとぱっと見普通の若者なので、目の前に高齢者や妊婦さんが立った時、席を代わってあげられないことにものすごく罪悪感を感じていたのです。(もちろんあと少しで降りるときは譲りますが、数十分あるときは本当にごめんなさいと思いながら座っていました)相手としても、この人は元気そうなのになぜ譲ろうとしないのか、と思っているかもしれません。そんなとき、ヘルプマークが見えたら、この人にも何か事情があるのだろうと思っていただけると思います。そう思うと、私自身の気持ちも楽になります。

 

障害者なのだから優先席だろうと座ってもいいと思うのですが、やっぱり見た目に分かりにくいと後ろめたい気持ちがあります。「健康な若者が優先席でスマホに夢中になっていて席を譲らない!けしからん!」みたいな意見をSNS等で見ることも多いです。あ、私もそう思われているかもと思っていたのですが、ヘルプマークがちょっと気持ちを楽にしてくれました。これで使い方が合っているのかはちょっと分かりませんが、ありがとう、ヘルプマーク!